ハグする親子の画像

不安型愛着スタイルの特徴

側にいるような人間関係を築こうとする

不安型愛着スタイルとは、愛着に不安を感じるタイプで、親密な関係になっても安心できません。
客観的に親密さがあると言われても、不安型の人自身は親密になった感覚が無いからです。
常に一緒にいないと不安になり、側にいるような人間関係を築こうとします。
これは幼少期に見放された環境が多く、期待通りの受け答えをしてくれないと不安型になりやすいです。

例えば子どもがいたずらをしたときに無反応だったり、探してほしい状況の時に見つけてこなかったりすると不安型になります。
更に不安にさせるのが親のせいではなく自分のせいだと考えてしまうと、より人間関係に影響が出やすいです。

不安型愛着スタイルの恋愛傾向

恋愛だと慎重になったりワガママになったりで、安心する何かを欲します。
性格には人に甘えることで、人間関係を密接に図ろうとするでしょう。
恋人が面倒見が良ければ居心地がよくなり、恋愛がうまくいきやすいです。

不安型が恋人に近づくことに抵抗がなければ良好な関係、抵抗があれば関係性を継続させるのは困難といえるでしょう。
さみしがりな不安型だと夜中でも電話してほしくなり、遠距離恋愛には向いていません。
家が近かったり同棲だったりするのが、恋愛に適した環境です。

不安型と不安型

不安型同士だと恋愛は上手くいきやすく、良好な関係が築けると考えられています。
お互いが不安であるからこそ共感し、関係性が密接になりやすいです。
しかし、密接になりすぎると生活リズムが崩れ、依存してしまう可能性が大きくなります。

例えば夜に電話しても切るのができず、ずるずる引きずって朝まで続いてしまうでしょう。
客観的に見れば気の合う仲ですが、実態を知ると引いてしまうかもしれません。
恋愛で決めるルールや約束はしっかりけじめをつけて、ほどほどにしておきましょう。

不安型と安定型

不安型と安定型は恋愛がうまくいきやすく、長続きしやすいです。
不安型は自分の満たされない気持ちを満たせるように要求し、安定型はクッションになって受け止めます。
ただし、不安型の要求が多くなると、安定型の負担が大きくて大変です。
不安型が全て我慢するのは良くないですが、ある程度は制御する必要があります。

不安型と回避型

不安型と回避型は組み合わせが悪く、関係性が続くのは珍しいものです。
不安で密接になりたい不安型と、ある程度の距離を保ってほしい回避型であるため、恋愛がうまくいきません。
不安型が少し距離を置くか、回避型が向き合うのが最適です。

ただし、我慢すればストレスがたまるため、ちょうどいい妥協点を見つける必要があります。
どちらかが応用力がなく、頑なに断ってしまうと恋愛成就は難しいです。

恋愛心理学