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回避型愛着スタイルの特徴

人間関係を遠ざけてしまう

回避型愛着スタイルとは愛着を回避することで、人間関係を遠ざけてしまう傾向を指します。
一般的であれば、愛着を持てば人間関係が密接になり、コミュニケーションを取るのが特徴的です。
しかし回避型だと複数人でいるよりも一人の方が楽だと感じてしまいます。

これは幼少期に親との関係性が乏しい要因が大きく、期待通りの反応を返さないと回避型になりやすいです。
他にも教育の環境が厳しすぎると現実から離れたくなり、回避型に繋がってしまいます。
親も子どものためを思っての教育だと思いますが、信頼関係が減少して将来的な負担が大きくて大変です。

回避型になる例

回避型は幼少期に人間関係を築くのが少なく、親との距離を感じてしまうとなりやすいです。
例えば将来プロ野球選手になってほしい親の教育が厳しすぎて、現実逃避を図って拒絶してしまいます。
これはよくある家庭環境で、プロ野球選手に限らず英才教育を目的に行ってしまうのが特徴的です。

親の気持ちはわからなくもないですが、子どもの気持ちを尊重することを忘れると回避型になってしまいます。
他にも親と抱きしめたり手を繋いだりの経験がないと、大人になってから拒絶反応が苦手になりやすいです。
特に愛情表現が大きくなる誕生日や学校イベントに対して、積極的に関わらないと回避型になってしまう方向になってしまいます。

回避型の傾向

回避型だと恋愛は消極的になり、付き合っても愛着を持つのは難しくなります。
人間関係を築くことが苦手であるため、一人の方が心身ともに楽だからです。
回避型愛着スタイルの本人は密接な関係が心地悪く、付き合っている人が積極的だと重いと感じてしまいます。

一定の距離を保つのが好ましく、完全に一人になりたいわけではないため、バランスが難しいです。
サポートが必要な時は察してほしいアピールをし、わかりにくいメッセージを伝えてきます。

改善できるのか

回避型の愛着スタイルは改善できます。
最善なのは愛着が身に付く幼少期に、正しい接し方をすることです。
厳しすぎる教育をせずに、のびのびと育てるのが重要になります。

しかし、幼少期で改善するのが間に合わず、大人になっていく人が多いです。
その場合は相手を信頼する安定型を目指し、自分自身を見つめる時間が必要になります。
回避型に欠如しているのは信頼であり、新たな関係性を恐れないことが重要です。

回避型同士

回避型と回避型が恋愛する場合、お互いが人間関係に乏しいため出会うこと自体が少ないです。
仮に恋愛関係になったとしても、察してほしさでお互いにストレスになるかもしれません。
相手の気持ちを汲み取るのも難しく、大人になってもデートで手を繋ぐのが苦手な人もいます。

恋愛するなら気持ちを察するのが上手で、面倒見がいい人がおすすめになります。
もちろん回避型同士は恋愛が成功しないわけではなく、恋愛成就は難しいと考えた方がいいでしょう。

恋愛心理学