マッチングアプリでマルチ商法に勧誘された
実際に会うまで順調に進む
マッチングアプリは見知らぬ人と連絡を交わし、気になった人がいればマッチングして出会える機能です。
交際や結婚のきっかけとなり多くの男女が登録していますが、中にはマルチ商法勧誘のために利用している人もいます。
流れは普通で、マッチングしたら実際に会うまでも順調なステップです。
連絡して待ち合わせ場所を決めて、近くの喫茶店やレストランで食事をし、映画や公園で楽しむような一般的なデートになります。
しかし、そこからマッチング相手から予定にも無い発言をしてきて勧誘が始まるのが特徴的です。
特に次は何しようか考えているときや、食事が終わって店から出るときに提案されます。
一緒に行きたいところがあると言われる
一緒に行きたいところがあると言われ、辿り着いた場所が集会所になります。
そこはマルチの人間が集まる場所で、講話が始まるのが流れです。
お金の話をし、精神的に痛い所を突かれ、訴求したら契約に持ち込みます。
騙されないと思っても希少性や限定性を訴求し、一獲千金のチャンスを逃したくないと思って騙されてしまうものです。
契約しなくても講話を聴いた費用が徴収され、数千円の支払いをしなければなりません。
進展が早すぎる場合注意が必要
進展が早すぎると、マルチ商法の可能性を考えた方がいいでしょう。
マッチングして間もないのに、いきなりビジネスの話をしてきたり、ビジネスの師匠を紹介したりするような金銭の話は危険です。
上記はわかりやすい例ですが、実際に起こった事例になります。
そもそもマッチングした人が気に入って会話をしたのに、第三者の登場となると怪しんだ方がいいです。
またマルチ商法で多いワードが「師匠」で、デートとは無関係の言葉になります。
進展が早いのは相手が稼ぎたいからであり、すぐに会おうと急かされたら断ってください。
マルチ商法の仕組み
マルチ商法は商品の販売者がいて、購入者が販売者側に回って紹介料をもらうビジネスになります。
商品は健康食品やウォーターサーバー、稼げる系の情報が入ったUSBなどです。
例えば稼げる系の情報が入ったUSBを販売するとき、マッチングアプリのようなSNSで出会った人に「努力すれば誰でも簡単に稼げる」と言います。
さらに「このUSBを見るだけでは力が付かず、師匠をつけることでビジネスが上手くいく」と話し、最終的に契約を結ぶのが流れです。
契約を結ぶ際は師匠に直接会って、クロージングされます。
すると商品製作者、師匠、紹介者にお金が入り、勧誘された人は新たな紹介者に加わって稼ぐしかありません。
ちなみにUSBの中身は、ネットで検索すれば出てくる情報をきれいにまとめあげたものが多いです。