安定型愛着スタイルの特徴
人と関わることに不安を覚えない
安定型愛着スタイルとは、幼少期に十分な愛情を受け、安心して過ごせる環境で育つと身に付きます。
人と関わることに不安を覚えず、行動を起こした先に必ず反応してくれること信じているのが特徴的です。
人を避けずに真摯に向き合い、人とのコミュニケーションが上手になると考えられています。
周りに関係性を築けるため、困ったときでも人に頼めて、繋がりを作るのに心配はありません。
繋がりができるからこそ困っている人の橋渡し役となり、助けられる正義感を持っています。
安定型愛着スタイルの恋愛傾向
恋愛だと相手のことを思いやり、安定したステップを踏めます。
自分とは違う価値観があっても冷静に対処し、喧嘩しても相手の気持ちを尊重していくのが特徴です。
時には別れてしまう場面もありますが、よほど酷い恋愛経験をしなければ気持ちを切り替え、前進していきます。
失敗を反省し、次の恋愛で改善するように試行錯誤して、同じ間違いは繰り返しません。
安定型と不安型
不安型は安定型とは対になる存在で、恋愛における相性は良好です。
不安型は不安や恐怖を幼少期に覚え、臆病な性格になる傾向があります。
しかし安定型がいれば気持ちを汲み取り、安全と満足感を与えて安定しやすいのが特徴的です。
ただし、不安型が臆病すぎて安定型に負荷をかけすぎてしまうと、安定型がやつれて別れてしまいます。
例えば安定型が不安型にメッセージを送信して、返信が1時間たっても焦りません。
返信が遅れた理由はさりげなく聞きますが、いつか返信してくれるだろうという信頼があるため、関係性が長続きします。
しかし不安型はメッセージを送信して1時間も待たされると不安になり、「なんですぐに返信してくれないの」と要求してくるでしょう。
安定型は相手の気持ちを尊重するため不安型に合わせますが、要求が多くなって疲弊していきます。
そのため、不安型は要求をしすぎず、相手を思いやる心のコントロールをすれば、恋愛が長続きしやすいです。
安定型と回避型
回避型は密接な関係になるのを嫌い、恋愛でガツガツいくことはありません。
自分が安心する適度な距離感がないと、心地悪さを感じてしまいます。
安定型と恋愛すれば、安定型が適度な距離感を少しずつ理解し、回避型が過ごしやすい環境に合わせてくれるのが特徴的です。
そのため、安定型が距離感を掴むのに時間がかかり、長期的な恋愛になります。
いつしか回避型が恋人である安定型一人だけを信頼し、他の人が安定型と同じ言動をしても反応は一致しません。
安定型にとって最初は我慢が必要な時期がありますが、相手の気持ちを汲み取って受け入れる姿勢が保てるのが安定型の長所です。
例えば回避型の手を繋いだり、家にお邪魔した利など、距離が近くなる行動は相手に聞いてから実行するのがおすすめになります。
プロポーズのようなサプライズは別として、相手が不安にならないようにすることと、嫌がるようなびっくりはさせないことのバランス調整が必要です。